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若菜の海  作者: 白木
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季節

 嬉しそうな靖男に、若菜も笑顔で頷いた。靖男は祖父が大事にしていたファイルをこの後、若菜に見せるのだった。

 その整理されたデータを、若菜は、一瞬で理解した。だが言葉には出さない。しかし、*芳川浩二と言う人物の姿も理解出来た。これ程自分の命と同然に取り組んで来た思い、香月と共に歩んで来たその清廉な気持ちと共鳴したのであった。少し若菜の目頭が熱くなった。


「どうされました?若菜さん」


 靖男が若菜に聞くと、


「ああ、御免なさい。芳川浩二鳩舎の余りにも素晴らしい鳩舎管理、血統に対する思いが伝わって来たから、感動しちゃった」


 靖男が、これ以上無い笑顔になった。若菜も嬉しくて笑顔になる。どんどん若菜の心は解放されて行く。この少年なら、自分が不在の間にもきっと誰よりも立派に鳩舎の管理を任せる事が出来るだろう・・若菜にも、強力なスタッフが加わった。


*白い雲 隻眼の竜

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