光芒
「美弥さん、エビちゃんから聞いたきんど、芸術村も進行中の事やきんど、ここで一つ企業誘致したいと思うんよ」
「企業誘致ですか?」
「うん、㈱REC食品開発本部」
「えっ!」
沢木グループ内に加入真近と思われている㈱RECの誘致とは?その真意が美弥には咄嗟には理解出来なかった。それを行うのなら、とっくに沢木グループが行っている、地域再生事業の一つ藍川牧場や、その他事業を持って来れば良いでは無いかと思うが・・
「ふふ・・普通には、単なる誘致を思うては無いよ、勿論・・ここで食を含めた実践的な食の発信基地にしたいんよ。それには、㈱RECの人材をスカウトしたいと思うとる。けど、もう須崎社長からは、了解は得たきんどね」
「㈱RECからの引き抜きとなると・・あの・・」
「言いたい事は分かるよ・・きんど企業潰し、吸収合併では無い。そやって、もう㈱RECからは、グループ加入申請が来とる。うちらは、どう㈱RECがこれから発展し、独自性を持てるかどうかのプランを考えていただけ。既に800億円の年商に迫る、大手に次ぐ中堅の食品会社やきんね・・ほんでも、既にKS食研㈱、HZK㈱、沢木グループ食品部と事業が被る事もあって、このままでは、互いに利益を食い合うだけ・・そこで、3社、及び㈱RECを含めた、資本提携を行う事として、うちと、美弥さんがオーナーになって、HRKS食品開発会社を設立する事に決定したんよ。ほんで、美弥ちゃんは、芸術村をくっつけた、部門のTOPに。食品開発部は、前島君成常務にお任せしたいんよ。どう?受ける?」




