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若菜の海  作者: 白木
352/399

目標

 おお・・とりが、黙って居た眼を見開いた。美弥も、駄目ですねの後の、香月の言葉が余りにも強かったので驚いた。香月は、若菜と言う女性が、沢木亡き後の天才競翔家としての資質を十分備えていると分かり、嬉しかったのである。そして、それは佐々木由香里と言う女性が持ち得ていた感覚より遥かに大きいものだと思った。


 会議が終わった。佐伯は北竜号を連れて帰り、すぐ会員にこの議題の意義を力説したのであった。若菜の決意、香月の後押しも聞き、北竜号の1000キロレース開催も有志で行う話もするつもりだった。

 佐伯の、大きな提案を受けてすぐ根室連合会がとりの組織に参加した。追随する連合会は多数で、ここへ来てやっと、保守的であった競翔協会は腰を上げ出したのであった。しかし、反発する者も居て、喧々諤々の議論が出始めていた。

 

「やる事強引過ぎるだろ!今まで培って来た日本の競翔界の歴史を否定するものだ。数を集めて、何かをやると言うのは、まるでテロのようなものじゃないか!」


 静寂の杜では、未優がとりに説教をしている。勿論本心では無い。

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