表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
346/399

目標

 とりの両眼から、ぽろぽろと涙が毀れた。何度義父から怒鳴られただろう。馬鹿たれがと言われただろう。しかし、その奥底にある、無常の愛・・誰もが知っていた。だからこそ、今沢木グループと言う礎があり、HZK㈱にも、KS食研㈱にも、その根があるのだ。その沢木が描いた競翔界の行末を、どうしたいかと、とりは思ったのである。


 若菜は深く頷いた。


「有難う御座いました。私の指標が定まりました」


 香月はにこりと笑った。


「私も既に、70代後半(*設定は、変えております)余生は、S工大のまま終えるでしょうが、それでも私の鳩博士としての位置は変える事はありません。しかし、この根は、やはり連呼して皆様にお届けしたい。その計画を妻鳥さんが、実行されようとして居られるのです。そして、これは国、団体を超えた流れになると信じております。数十万羽の巨大レースが開催されるだろう・・事を夢見て、動き始めたのです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ