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変化
須崎が感情のまま、そう言うと木下は、
「分からんさ・・自分でも分からないんだよ。でもな、我々が出来る事ってのは実際頭下げて謝るしかないんだよ。そうだろ?」
「でも・・木下さん程の方がみすみす・・」
「それも人生。我が人生さ・・君は?又おかしな正義感を出すんじゃ無いんだろうね?」
「えっ・・」
木下は、にやっとする。
「図星か・・どうせ、正義感溢れる君の事だ。佐伯さん達に、自分が色々動いて見ますって事位は言ったんだろ?」
須崎は項垂れながら、口走ってしまった先刻の事を思い出しながら、
「え・・はぁ・・そう言いました」
木下の顔が一変した。険しい表情になったのだ。




