目標
頷く者が多かった。それ故に賛同もし、ボランティアで無償の管理も引き受けた。愛清会グループ、沢木グループ、KS食研㈱、HZK㈱や、色んな企業が寄付をしてくれている。又合同鳩舎杯などのレースに優勝カップを提供もしてくれている。ここだけは、衰退する競翔界においても、年々参加数が増えている。同時に、それだけ競翔家が減っていると言う反比例でもあるのだが・・
香月がスクリーンに展開する。おおっと言う声が漏れた・・
「夏場に、これまで競翔界が行わなかった・・いえ、行う事すら計画もされなかった、北極海~、アラスカルート。そして、北極海から、北海道コースの2500キロ~3000キロレースを提唱したいのです。その為に、沢木グループオーナーである妻鳥さんに、合同鳩舎方式による、国際レース開催を打診しました。そして、協賛企業、団体、有志のご賛同を得ております。つまり、北海道に、この合同鳩舎を建造すると言うのはこの一環です。当然ながら、私も一個人競翔家として、参加させて頂きたいと思います。そして・・今日はこの2羽を連れて来ました。皆様に今から触診をさせて頂きますので、その上で、午後2時からの又ミーティングまで、各自、皆様のお考えをお聞きしたいと思います」




