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若菜の海  作者: 白木
337/399

目標

 ざわざわ・・和んでいた場が凍った。いきなり持ちだした言葉に、誰もが息を飲んだのである。若菜、美弥さえも驚いた。

 

「さて、何をどう宣言しとるか、ご説明を致します。この神奈川リゾートの合同鳩舎を、今後北海道にも分散移転します」

「えっ!」

「いや・・正確的には、国内のレースそのもののやり方を変えたいと思います。洋上レースを今後単独開催で、行います。放鳩基地も幾つか既に候補があります。これぞ、今までの競翔スタイルを一変させるものでもあると思うとります」


 ざわざわと、会場内が、そこへ香月が手を挙げた。


「皆さん、唐突に思うでしょう。当然ですが、現日本競翔界及び、世界的に競翔は衰退の傾向にあります。飛び交う電磁波の影響や、目まぐるしい交通、環境の変化により、競翔鳩をとり巻く環境は大きく変わったのです。そこへ、どう一石を投じようとも、もはや、我々がこの現状を変える事は困難です。そこで、競翔のスタイルそのものを変えようと言うのが、今妻鳥さんが提案されている事なのです。お聞き下さいませ」

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