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若菜の海  作者: 白木
319/399

目標

「はい。飼育者によって、細かいメモを参考に、出来るだけその管理を守る事にしています。一括でやるなら、血統委託管理は意味が無くなるから」

「私には、その辺の事はよく分かって無いわ。つまり、地域差があると言う訳ね、鳩舎の一番根っことはまず飼料?」

「はい・・一番大事な部分だと思います」

「でも、それは大変な事よね。30種も管理しているんだから」

「全て違うとは限りません。ただ、青菜を与える量、副飼料、そこから管理者の思いが見えるんです。いかに大事に飼育されて来たかと言う強い愛情を感じるんです」


 若菜には特別な感覚があるのだろう・・自分より遥かに高い鳩に関する知識を持っている事も知っている。美弥は黙って頷いた。

 そして・・


「で・・若菜ちゃん、本当に5歳になる北竜号うみをここから単羽放鳩するの?」

「はい・・でも、単羽にはなりません。じいちゃんが、連合会有志を募り、ここで未公認だけど1100キロレースを秋に行う事に決定したんです。佐伯海産㈱杯です」

「へえ・・!ん?成鳩だから、つまり換羽の事も既に準備していると?」

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