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若菜の海  作者: 白木
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決意

 呼応するべき時代に、同時に生まれる、天与の才・・表裏一体、あるいは、必然の理であるかのように・・、先人のたゆまぬ努力と涙の中で、培われてきたもの・・それは、熱い思いなのである。それが自己満足的要素であったとしても、純粋であればあるほど、周囲、次代にも共感は生む・・その連鎖こそが、故沢木 純の構築しようとした、己自身は、誠実であれ・・純粋な心を持て・そう言う理念に繋がって行くのだと思った。若菜は、沢木グループのこの理念によって、自分の生き様、指標が出来るのを感じた。故沢木 純が自身に対して忌み嫌ったその才能・・若菜も封印しようと生きて来た。平凡を望んだ・・しかし、それは疎外され、周囲から逆に若菜自身を遠ざけた。しかし、自分に真っ白な愛情を持って祖父佐伯は接してくれたし、競翔鳩達が居たおかげで、自分を保てた。血が繋がっていない事を知った父、母、佐伯家との生活の中で、自分を封印する事で生きて来た・・今、その天与の才能は、沢木グループの、次代を継ぐ真っ白な者達と触れ合った事で開花しようとしていた。

 若菜こそ、次代を担う、天才競翔家なのであろう・・

 佐々木由香里、とりは同時に思ったのだった。

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