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若菜の海  作者: 白木
285/399

成長

「オーナー・・質問があります」

「うん?」

「この鳩を、この鳩舎で馴致させようと思って居られません?」

「は・・はあはっはっは。若菜ちゃん、そこまでは思うとらん、きんど・・何を感じたんか教えてくれ」


 とりが、若菜を見つめた。若菜の本音が聞こえる気がした。


「うみ・・北竜号のたった一羽のレースを行いたいと思います。それは、能力がありながら、この鳩の資質をこれまで封印して来た私です。そして、この子・・私が、この鳩舎に馴致させたいと思います。出来れば、稚内GNレースに参加させたいと今感じました。又うみについては、根室までの実距離は、1017キロあります。公認では1100キロレースですが、挑戦したいと言う気が、今起きました。そして、この思いは、この子も同じです。才能があってこの世に生れて、その力を埋没させたまま生涯を終えらせるのは、人間のエゴでもありますが、改めて、本当の競翔鳩に対する愛情では無い気がしました」

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