成長
「俺が企画部に配属されてからは、『騒ぎグループの神部』が来たぞっって、散々嫌みを言われました。でも、バイクショップの*一村さんとも四国に行ってすぐ知り合って、また*EBIの恵比寿さんにも相当叩かれましたよ。でも、お二人には本当に可愛がって貰ってます。『以前のヤマチューも、神部、お前以上の暴れやったぞ』って・・ははは・俺、本当に良かったですよ。この沢木グループに入社させて貰って。ひとつひとつ俺には、テーマはありませんけど、美弥さん、俺がやるとしたら、このリゾートのイベントは、文化展・・もっと言えば、漫画展とでも言った会場イベントを提唱したいと思いました」
「あ・・」
美弥が少し驚いたように、口に手をあてた。
「どうされました?何か思われていたとか・・?」
「いえ・・今の提案、今度のイベントに採用させて貰って構いません?」
「え?」
「イメージキャラを募集するのよ。つまり、ここは今言う文化発祥地と言う企画も同時に立ち上げられたら・・会場をここへ持って来る必要は無くなるけど、恵比寿ファッション村が今では全国3か所にあるわ。そちらと共同でやれれば・・今回は時間も無いけど、募集の広告を打つの」
「ああ!OKです!OKですよ、美弥さん、それ、俺がオーナーに直訴します!」
*閃きの中で




