表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
279/399

成長

「はは、とりさん、何ぞいな・・あれ?君、とりさんにも目つけられたんか?はは、おもろいのう・・何かの縁じゃのう」


 それから、沢木グループの関係、とりと呼ばれる総帥と、ヤマチューの関係など、短い時間に聞いた神部は、やっとそのおおまかな繋がりを理解した。


「ほんで、神部君言うんじゃの?何をどう感じた?ヤマチューの作品に」


 とりが聞く。自分には、作品の良さが分からんのよと、また失礼な言葉を平気で吐くとりに、再び神部はむっとしたが、ヤマチューはにやにやしていた。


「あの・・大変オーナーと山下さんのご関係ですから、俺には今の言葉は失礼だと感じましたが、・・この作品には、空と大地を感じました。そして、芸術とはこう言うものだと俺は、生意気で分かったような言葉を吐きますが、今感じたんです」

「わははあ・・空!大地!おい、ヤマチュー・・初めてお前の作品を見たもんが、こんな評価をしとる・・お前、どう答えるんじゃ?」


 とりが豪快に笑った。ヤマチューは、色紙を女性スタッフに持ってこさせて、神部に、


「神部君、ちょっと思うた事なんでもかまへんきん、わしの作品に感じた、君が感じる、とりの・・いや、このおっさんの事で無いど、鳥類の鳥・・イメージで描いてくれんか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ