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若菜の海  作者: 白木
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成長

 きょとんとして、神部はとりを見上げた。


「現地を見んと、何が今のお前に分かる?ほんで、この企画書を見せても居らんのに、お前が指摘する部分がどこにあるかも分からんじゃろ?ほんで指摘されるんは、お前かも知れんのど?イケイケどんどんの神部は、どこ行っても(騒がせ屋)の名は通っとる。HZK㈱イベント事業部でも、散々お前は掻き乱して来たわの?」

「は・・はあ・・」


 環が言った。


「神部部長、世の中には、上には上が居る。きんどな、考え方の相違言うんは、人を見て己を知る。また逆も然り・・言う事よ。この企画な、未優が無条件でOK出した。その意味も、あんたが見て来たら分かると思う。ほんでも、きっとな、あんたが来る言うて須崎支配人は、ぴりぴりしとるじゃろ。その緊張感は仕事にあってえんと違う?そう思うわ」


 未優は何も言わなかった。この事業が、将来沢木グループを背負うだろう若い部長を成長させる何かがある。

 その会議後、神部は、自分の信頼しているヤマチュー(現【中や】)の所に顔を出した。

 ヤマチューは現在48歳。陶芸家としても国内に名が通り始めて、油が乗り切った所であった。神部はヤマチューには非常に可愛がられていた。性格的に似ているからかも知れないが・・

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