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若菜の海  作者: 白木
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成長

 少し美弥の顔が曇った。彼女が危惧しているように、イベント自体をかき回される可能性が高くなった。また、この日別々の会合に参加する美弥と若菜は、一緒にイベント事業に参加出来ないかも知れないのである。


 この時、沢木グループ本社、オーナー室には、とり、環、未優、神部部長が座っていた。神部は若手だが、時期役員の椅子が確実だろうと言われる猛烈部長である。沢木グループ内で、あっと言う間に頭角を現して来た青年で、行動力、判断力も優れている。長身で濃い両端がきりっと引き上がった眉毛と、薄い唇をした口元。若い時の*ヤマチューに良く似た精悍な顔つきの男だった。


「神部君、今回はイベントに対して、君には十分な眼で持って見て欲しい」


 とりが言う。


「あの・・このリゾート施設の支配人は、副オーナーが全面任せると言う事で今準備中なのでは?」

「ほうよ。細部に渡って、須崎美弥支配人は女性らしい様々な企画を盛り込んでいるし、彼女の初仕事・・並々ならぬ気迫も感じるし、全力投球しとるわ」

「なら・・俺が口出しするようなものでは無いのでは?混乱を起しませんかね・・」


 わははは・・とりが笑った。環、未優も笑った。


「おい、神部。うぬぼれるんで無いど、お前」

「え?」


*閃きの中で

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