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若菜の海  作者: 白木
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成長

 若菜も当然美弥の手伝いをやっている。そこへ、イベント事業の視察だと言う事で、何とその話から数日後にここへオーナーがやって来ると言う。妻鳥道夫=以下とり・・が1泊の予定で、事業部長のやり手として名が通りつつある、神部次郎と一緒にやって来ると言う情報が入った。神部は、暴走族「*死天」初代総長一村が、取り仕切っていた頃に、ヤマハのオートバイレーサーとして全日本などで活躍していた38歳の若手だが、異色の入社で、めきめき頭角を現して来た者であった。とりが、連れて来たのは、この美弥企画のイベントが沢木グループ内でも注目をされている事に他ならない。


「神部部長って、ズバズバものを言うし、若手の相当なやり手らしいわ」


 美弥がそう若菜に言っている。彼女も少しぴりぴりしていた。全面に任せると言う未優のお墨付きで準備もこれまでやって来た。だから、その事に、また色々口出しされたくないからだった。ところが・・その美弥に直接未優から電話が入ったのは、ぽかぽか暖かく、眼の前をひらひら蝶が舞っているそんな若菜と昼食を取った後、一緒にコーヒーを飲んでいる時であった。若菜は少し伸ばし始めている長い髪をかきあげながら、外の景色を眺めていた。

 電話が突然鳴った。


「あ!副オーナー、お久し振りです」


*閃きの中で

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