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若菜の海  作者: 白木
258/399

成長

 おぼろな思い・・若菜が、太平洋の海を見つめる眼・・それが彼女自身を育ててくれているのかも知れない。理恵が上京してくる。もうどこから見ても、この母娘の関係は、血の繋がりのあるものに見えた。それは、どこかに置き去りにして、葛藤の中からも失わなかった互いの心の深遠にあるものかも知れない。

 そんな彼女達の眼の前に、やせ細った野良犬が子犬を連れて歩いていた。どこかの少年がその犬達に石をぶつけた。親犬は子犬を守ろうと牙を向く・・その唸りの迫力に負けて、少年は走り去ってしまった。


「最近、この辺に結構捨て犬、捨て猫があるの」


 若菜が言う。


「この保養施設って、緑が多く、芝も拓さんあって色んな動物が住んでるの」

「そうよね・・北海道と違って本当に色んな動物は見かけるわね」

 

 理恵が頷くと、


「沢木グループは、自然との共生をテーマにしていて、移住空間は緑一杯で本当に素晴らしい環境を提供しているわ」

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