成長
「けど、若菜ちゃんの君に対する信頼って、ひょっとして君が三木未優さんに抱いている目標や、尊敬と同じじゃ無いのか?若菜ちゃんは、そう言う意味で成長してきたんじゃ無いのか?」
「・・そうだとしたら、嬉しいけど」
「そうだよね。君の生き様ってものを見せてあげたら良いと俺は思う。美弥は何でも一生懸命やろうとする。そしてこなそうとする。それが君の良さであるし、俺なんかよりよっぽど経営感覚にも優れているって思うけどさ、目標にされる立場って凄いと思うよね。男社会と、また女性社会って言い方変だけど、その辺の話だったら、俺的には賛成したい。けどさ、それは縁故入社じゃなく、堂々と若菜ちゃんが入社試験を経て来るって事なんだよね、きっと」
「有り難う・・若菜ちゃんは既に自立し始めていたのね・・私はずっと、逆に若菜ちゃんを育てなきゃって思ってた見たい・・一志を育てるのもこう言う事なんだわ」
「ふふ・・受け売り・受け売り・・俺もさ、沢木グループ初代総裁の話を一杯聞いてて、社員を本当の家族、子どものように育てて来たった聞いている。だからこそ、どこにも負けない磐石な経営地盤を持ち、中で働いている社員もイキイキとしてるんだ。俺は沢木 純氏のような経営者になりたいし、美弥は、未優さんに学んだら良いと思う」
「有り難う貴方・・」




