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若菜の海  作者: 白木
232/399

接点

「ふふ・・上っ面で判断しないのよね、未優さんて。全て本質を見切っている。だから、無用な虚飾や、言葉上だけの美辞麗句も全く通じない。でも、拓也さんには違った」

「はは・・俺が天然なだけだよ」

「そんな事無い。正直な人って分かってる。全てあの人は・・今の㈱RECがあるのは、沢木グループのお陰だわ。でもね、拓也さん、このまま傘下のような形で居るより、もっともっと傍で学ぶべきだわ。何でこの時代に沢木グループがあらゆる産業にも通じて、これだけ伸びて来てるかと言う事も。KS食研㈱、HZK㈱と自社の年商を超えているような大企業とも、呑まれるどころか、既に呑みこむぞと言うような企業グループを形成しているのか・・」

「分かった・・美弥の好きにしたら良いよ。美弥は、だからと言って家事をおろそかにする女性じゃ無いもんな。若菜ちゃんも少しずつ良くなって来てるって話だし。大学にもまた通い出したそうだしね。君がついてやってくれてるなら、安心だ。一志もすくすく大きくなって来た。俺達は、今からもっともっと未来を見ていかないとな」

「はい!拓也さん」


 美弥は、夫須崎に抱きついた。自然体・・そうなのである。須崎の所作は全て自然体・・故沢木 純氏と言う創始者は、類稀なる才能をマルチな方面に持ちながら、何時も自然体で社員、周囲と応対していたと言う。

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