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若菜の海  作者: 白木
223/399

接点

 母理恵は、買い物に出かけているようで、未優と、若菜はそんな鳩の話をしながら、


「若菜ちゃんも鳩飼ってたんやってな。大学へ通ったら、今は飼えんけど、ここで何なら競翔やってもかまへんよ。この施設は沢木グループの所有やし、国際鳩舎に参加させるなら、問題も無かろ?若菜ちゃんの時間をそう潰す事も無いきんね」

「え・・何で?」


 言葉は少ないが、若菜は、何でそんな提案まで少し前に知り合っただけの関係の自分に言ってくれるのだろう・・そう思い未優の顔を見た。表情を余り変えないが、非常に整った顔で、聡明さと、品格をも感じる未優であるが、その瞳は優しかった。それは、若菜にも感じたのである。


「今の時代は、厳しいわいねえ・・鳩の競翔をする事自体、色んな制約を受ける。人里離れて郊外に鳩舎を持って行っても、今度は外敵の隼、鷹にやられたり、今度は田畑に鳩が降りて、作物を食べるとか・・その点・・北海道は、自然が厳しいけど、未だ余地がある。こう言う都会では、飼うのは可能でも、競翔が難しくなってるんよね」


 こくんと頷く若菜・・

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