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若菜の海  作者: 白木
222/399

接点

 未優は、じっと鳩舎を見つめている若菜に優しく声をかけた。四国の方言は、ニュアンスも優しく感じられる。そう言う瞬時の判断が出来るのが、沢木の娘、未優と言う女傑である。


「広いじゃろ?この鳩舎」


 未優が声を掛けると、こくんと若菜は頷いた。


「ここね・・その昔活躍した、白川系の鳩達を預かってるんよ」

「え!白川系?」

「ええ・・飼育していた川上氏が亡くなられ、四国へ渡った一部も、やはり後継者が居らんようになって、今はS工大の研究設備にもなっとる。沢木グループオーナーの強い希望でな・・ふふ。ほんでも、今は、*香月博士もS工大の名誉教授。世界各地を飛び回って居られし、続く鳩の研究する博士も居らん。ただ、それでは、この銘血統が埋没する言うて、この方も急死されたけど、その香月系を使翔されとった芳川浩二さんのご子息の芳川礼二言う人が、ここへ白川系を持ち込んどるんよね」

「ふうん・・」


 会話が少し出来るようになったなと未優は、感じた。


*白い雲 清治の能力 閃きの中で


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