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若菜の海  作者: 白木
221/399

接点

「ふうん・・須崎㈱REC社長さん、美弥さんの旦那さんは、㈱REC創業者の孫なんじゃね・・しかし、創業者雄一郎は、妾の子である、恵一さんを養子として迎え、後妻に泰江を娶っている。その妾は、高知県で現在結婚し、2人の子と8人の孫を授かっている・・恵一さんの子が君成さん・・そして恵一さんも、お妾さんが居て、それが菊野さんなのね・・その娘が若菜・・生まれてすぐ佐伯家の養女に・・成る程・・」


 何と恵一、須崎、若菜の3人は、血縁関係だった事がここへ来て判明したのである。

 未優は、ある程度若菜の出世の情報を確認すると、午後の飛行機便で、東京に出かけて行った。未優が向かったのは、沢木グループが関連している神奈川のリゾートホテルの一角であった。世間は既に、テロの犯人の特定を終わり、連日の評論家による報道合戦も、下火になりつつあったが、このPTSDは簡単に回復するようなものでは無い。眼の前で信じられない惨劇が起こったのである。若菜で無くても、強い衝撃を心に受けた学生は多かった。


 そこには競翔鳩の大鳩舎があった。若菜に鳩を飼ってるのね?聞いた言葉に繋がった。若菜の顔が、自然と柔らかくなっている。

 若菜は広い鳩舎をじっと眺めていた。彼女の心に強くあるのは、競翔鳩・・それは美弥から聞いた少しだけの情報からも、未優は分析していたのである。だから、ここを勧めた。

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