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衝撃!
若菜には母親を名乗っては居ないものの、若菜は自身の母である事を、この時は知っていた。まだ部屋で、凄惨な現場を見た若菜は、ショックで泣き続けている。美弥が受話器を取った。
「はい・・無事です。大丈夫ですから、私が今日は側に居ますので」
「だ・・れ?お母さん?」
若菜が訊ねた。
「う・・ん」
まだ思考が追い着かないが、その直後鳴った電話により、母理恵では今の電話が無かった事を知る若菜。娘が大丈夫である事を知った理恵は、明日上京して来る事になった。
大騒ぎするマスコミと、連日のニュースに、沢木グループでも、
「テロかいのう・・」
とりがTV画面を見ながら言うと、丁度一緒に居た未優は、
「さあ・・ほんでも凄い破壊力だった見たいで、学生3人が死亡、重軽傷者23人だと言うきん、これは、うちの旦那の領域じゃねえ・・」
「え?昭雄君、爆弾作れるんか?」




