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若菜の海  作者: 白木
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第2部 勃発

 黒田社長が怒鳴った。しかし、この会議は、綿密に下準備をしていたかのように、意外な事に、黒田、栗源を除く全員が動議に賛成したのである。それは、この動議提出の為に奔走したと、前社長君成がこう言った。


「黒田さん、貴方が以前自分を追い出したやり方と何等変わりませんよ。でもね、自分は不正など一切無かった。ただ経営者の資質を問われたのですが、貴方は、実に小汚い金を私利私欲の為に動かしましたよね。これは重大な背任行為です。既に、損害賠償訴訟の準備にも入っておりますので、この㈱RECの大株主の立場で、潔く貴方には退陣をして頂きたい」


 以前とは全く違う君成の言葉と、毅然とした態度であった。


 そして、第5次㈱RECの社長交代劇が起こった。須崎が社長に、副社長に君成が。専務に屋鍋が。常務に安藤が・・ここに㈱RECはようやく100年の企業としての礎を築いたのであった。

 ようやく、やっと㈱RECの新体制が出来上がり、須崎は東京本社に。

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