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若菜の海  作者: 白木
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氷解

 そう言う菊野に、美弥は、


「㈱RECの創業者の前原雄一郎会長と、HZK㈱の佐久間米司会長のご関係を一番知ってらしたのは菊野女将さんですよね?札幌のクラブ時代に?」

「あら・・突然その話なの?美弥さん」


 急に話が転じて、菊野は不思議そうな顔で聞く・・


「合点がいかない事が幾つかあるんです。須崎が、大学の空手の先輩、後輩の間柄であったにせよ、一度も佐久間会長とは面識もありません。又、雄一郎会長とのご関係にもどう言う接点があり、何故黒田社長が、いきなり僻地へ飛ばされた須崎を持ち上げたかも、実際分からないんですよね。確かに須崎は、真っ直ぐで行動力は人一倍あります。剛直な面も持っていますが、この脈路だけは私も不明なんですよね」

「美弥さん、貴女が優れた女性だって知ってるけど、どうしてもその理由が知りたい?」

「ええ・・知りたいですわ。だって、須崎自身が、まるで周囲によって持ち上げられただけのラッキーな人生だなって思うより、一番須崎を知っているのは私だって思ってますから。これは流れなんかじゃ無く、意図があり、そして彼の実力がここまで来たと私は胸を張れる妻で居たいですから」


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