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若菜の海  作者: 白木
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変化

「拿捕されてるんだあ、ロシアに。もう3年目になる」

「拿捕?違法操業という訳?」

「そう、国後島の近くで、カニ漁で拿捕されたんだ」

「政府は動いてるの?」

「勿論・・したけど、とろくさくて全く進んでない。と言うのは、莫大な保証金を出せと言う話なんだ・・佐伯さんは、もう数十回交渉して来てるけど、未だ進展が無いんだ。その原因を作ったのは、現社長だあ・・佐伯さんの息子さんは、その大きな取引を何とか成立させようと、違法操業まで行ったんだあ・・それが原因」

「ははあ・・君成社長のやりそうなこった。何でも数字で出せよと言うからね」


 進藤が溜息まじりで・・


「だから、その数字がFAX1枚の10%UPだ。今売上げUPしようとしても、根室営業所では佐伯さんのウンが無い限り絶対そんな数字は無理。抜け駆けで直接漁師と交渉したりなんかしたら、その現社長の二の舞になるんだあ」

「分かった・・それなら、木下所長の意図が測りかねるよね」


 進藤が大きく頷いた。

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