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若菜の海  作者: 白木
189/399

現場

 須崎の知らない所で、こんな事になったのである。須崎が努力しなかったとは言わない。しかし、周囲は須崎を中心にまるで駒のように動いて行くさまは、以前*佐々木由香里を中心に周囲が動いた話に似ていた。須崎は、即座に常務取締役に異例の若さで、抜擢されるのだった。それにより、操業家の前原君成は、畜産部門を統括する統括部長に須崎直々に抜擢された。創業家復活である。これには、黒田も黙るしか無かった。自分が取った排除の論理は、今動けば、自分が排除されるかも知れない事に繋がる。

 その頃*沢木グループオーナーとりと、*HZK㈱社長の桜井が談笑していた。


「はは・・義父上譲りの即断即決ですね。イベリコ豚に眼をつけられたのは、我が社でも非常に高い評価になっております」

「いやいや・・桜井社長が、素早くコマーシャルを売ってくれて、イベントを多発してくれたお陰です。それにしても佐久間会長と、㈱RECの須崎常務が、大学の先輩、後輩の間柄であったとは奇遇ですわ」

「聞く所によりますと、歴代の空手部の主将をやった後輩には、HZK㈱ルート、㈱RECルートの就職斡旋があって、特に須崎常務は、当社会長が眼をつけて可愛がっていた後輩のようです。それにボクシングもやって居られたんですよね。又、退社されていますが、前木下常務は、HZK㈱冷食グループ会社内の社長をやっています。この方も、同大学の空手部主将です。企業的に見れば、縁故と言うのは歓迎されるものではありませんが、会長は人を鋭く見抜かれる方です」


*閃きの中で・・

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