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若菜の海  作者: 白木
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競翔

「最近はヨーロッパの鳩達が主流になって、日本古来から飼われていた在来系は陰を顰めているようですね」


 佐伯氏は頷いた。


「ああ・・極端な部分が見えるからね」

「極端な部分・・?」

「昔・・当然のように言い争い、改良をし、口角泡を飛ばし激論して来たように、この時代に即応した血統を確立すると言う事だ」

「旧血統では出来ないんですか?」

「競翔鳩・・たかが、130年、150年の歴史だ。多くは、近親交配を重ね過ぎて、もはや、行き詰っていると言う意見や、短中距離主体の競翔スタイルになっていると言う部分と、それでも、1300キロ以上の長距離競翔を目指す者が居ると言う事だ。それは、しかし、継続する以上、犠牲を伴う。それも仕方ないと言う話になって来る」

「そんな事・・かの*香月博士や、*川上さんは、望まなかったでしょう」

「そうだね、望む方向では無い。今や、より優秀な血統を作出し、販売と言うブリーダーが増えている、ここに真の開拓は無いと私自身は思うし、今の時代に鳩博士なんて呼ばれる動物学者も居ないしね、居たって食って等行けないんだよなあ」

「はあ・・」


*白い雲他・・

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