表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
138/399

信頼

「だって、㈱RECの核とは、根室でしょ?佐伯海産㈱と言う大きな有力企業がここまで貴方を支えて来たし、㈱積木海産との合併話だって、その力関係のものでしょう?」

「ああ・・その通りだ。けど、北海道支社は札幌にある」

「何だ・・須崎さんは、私達の住居の都合だけでそんな事思ってるのね?北海道支社なら、屋鍋副支社長に任せたら良いのよ。むしろ、そっちの方があの方も、思う存分自分で動かせるでしょう?今じゃ携帯、タブレット、ネット会議だって可能。主力企業のある根室に支社機能を持って来るのは、当然だわ」


 一理も二理もある話だった。須崎は美弥が、本社の受付嬢でこれまで過ごして来た訳だが、相当なやり手の女性だなと初めて感じた。


「凄いな・・美弥・・本社での受付嬢って業務は君の適所では無かったのでは?」

「うふふ・・私は、秘書課を希望した。けど、縁故の部署で、前原前社長の従兄弟である河合君子さんが不動の秘書だったから」

「成る程・・前社長時代には実力があっても、適材適所に人材の配置が出来て無かった訳だよね。だから組織が淀んだ」

「そうね。だから改革の旗手として、須崎さんは大手術をしようとしてるんでしょ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ