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若菜の海  作者: 白木
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決断

 黒田にとっては、これが順風となって、やっとここへ来て足固めが出来つつあった。懐刀の玉山を切り、今度は屋鍋、須崎の両名のいずれかを腹心として育てようとしている。須崎は明言した。


「㈱RECは、北海道支社を皮切りに商社化して行く必要があります。これからはM&Aによる合併や吸収をしながら、大手食品会社と対抗出来る企業力を付けて行く必要性があります。それには、独自の新製品の開発・・つまり、今までのような派閥論理の中心ではなく、社内改革を急ぐと同時に、外へ外へと目を向けて行くのです」


 黒田の眉が一瞬曇ったが、須崎の宣言は、㈱REC内の醜い派閥競争を外へ向ける事で、社内改革を明確に示したのである。

 間もなく、三鍋が須崎と婚約をして、札幌に移って来る。


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