表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
120/399

決断

「俺は・・どちらにもつかない」

「えっ!」


 三鍋が驚いた。


「サラリーマンなんてさ、正直こんなもんだと思うんだけど、出世をしたいが為に上司に媚を売り、自分の心を誤魔化し、それでも同じ社員でありながら、自社の為と言うより、個人の利益、欲の為に動いている。俺は、自分は自分と言う気持ちでやって来た。だから、そんな外音に惑わされる事無いって思ってやって来たんだ。でも、身分不相応の黒田体制の言わば、改革の象徴的な位置に持ち上げられて、結局自分は何も出来ないなって思ってる。今、何をすれば良いのかさえ分からなくなって来てるんだ」

「やっぱり・・」

「え?」


 今度は、須崎が三鍋の顔を見詰めた。


「つくづく・・私も嫌になっちゃった。この会社でのゴタゴタ・・少しは変化があるのかと思ったら、君成天皇が、今度は黒田天皇に変わっただけ。体質は何も変わって無いのよ。実は」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ