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接点
須崎が、若菜と以前より面識がある事、取引先である事を告げると、幾分警戒心は解いたものの、
「何にしても、娘と貴方とは無関係の事です。どんな話があったんですか?」
「あ・・いえ。良く鳩の事など話してくれますし、学校も行かれて居る様子なので」
「とにかく、義父との仕事上のお話はあるでしょうが、娘と貴方とは関係無い事ですから」
「はい、申し訳御座いません」
須崎は頭を深々と下げ、その場を後にした。取り付く島も無い・・そんな感じであった。
一応、菊野にも伝えたが、表情重く、
「若菜・・結構理恵さんに辛くあたられている見たい・・」
「え?」
「分からないでは無いわ。私が母だって言う事も知ってるから、彼女は」
「あの・・前から思ってるんですが、俺自身、彼女にしてあげられる事は何にも無いし、お気持ちは分かっても、立ち入り出来ない領域の事ですから・・」
菊野も頷いた。
「分かっているわ。けど、あの娘と繋がる接点が何もない私にとっては、佐伯さんにしても息子夫婦の養女で居る以上、孫同然で可愛がってくれてる事が救いなの。須崎さん、貴方の立場も今は大変だと思うし、無理も十分承知してる。だから情報だけくれないかしら?お願い」




