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若菜の海  作者: 白木
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帰還

 玉山は、大層屋鍋を褒めた。須崎には何も言う事は出来ない。意気揚々として帰って行く屋鍋に対して、須崎は玉山に、


「しかし、支社長・・栄海産と、佐伯海産は長年のライバル会社。そうなれば、今後2社と競合する他社が、今までの暗黙の中で領域を破り、参入して来ます」


 玉山は、


「当然じゃないか。それがどうしたんだ?」

「危惧するのは、値下げ競争に陥りはしないかと」

「あのな、須崎君。弱肉強食のこの世界。会社を大きくしようとすれば、必然的にライバル会社を叩き潰す覚悟が無くてどうする。生き残れないんだぞ?前社長のような自分のシェアを守る体制で商売していたそれは、過去の負の遺産だ。㈱RECは、拡大路線を行く。それが使命だ」

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