表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/39

1章ー5話「魔神三将降臨」


 ‐大都市ワートンで暴れていた上級魔物幹部の一人クァルファラを倒したラッシュと新たに仲間になった人想いの下級魔物ガーゴイルのゴイル。市民に祝福され街を後にした。次の目的には北東にある港町コーヴァスに向かった。


 ゴイル「しかし、クァルファラから解放されてこうやって旅に出られるとは思わなかったよ」


 ラッシュ「それは、そうだよね、自分を褒めるようで悪いけど僕が来なきゃゴイルや街の人たちは…」


 ゴイル「いや、見栄張っていいと思うぞ。ラッシュは街を救った勇者だしな」


 ラッシュ「でも、ワーシャルさんやゴイルのお陰。クァルファラの攻撃を受け止めてくれたゴイルに感謝だよ!」


 ゴイル「改めて言われると照れるな…」


 ???D「ふん。下級魔物の分際で人間に味方するとは情けない」


 ゴイル「…!何者?」


 ‐ラッシュとゴイルの目の前で闇の空間が切り開け一人の男が出てきた。


 ???D「いいだろう、教えてやる。俺は魔神三将の一人…」


 ゴイル「魔神…三将…!」


 ???D「空間を操りし幻を創り出す者…シュンだ」


 ラッシュ「…お前が黒幕か!」


 シュン「残念だがそうじゃない」


 ゴイル「だが、魔神三将は以前魔界が滅びた時に死んだと聞きましたが?」


 シュン「残念ながら詳しく話すことはできない、それに今回はお前にいいことを教えてやろうと思い来たのだ」


 ラッシュ「いいこと?」


 シュン「お前の父親について…だ」


 ラッシュ「お父さんの事知ってるのか?」


 シュン「いいことというのは生きているとだけ言っておく。ただ、詳しいことはまだ言えない」

 

 ラッシュ「生きてるんだね!」


 シュン「あぁ…っとこれ以上は言えないな、上の奴に止められているからな」


 ラッシュ「上の奴?」


 シュン「なかなか、おもしろそうなやつだな。これからの活躍を楽しみにしている」


 ‐そう言い残すとシュンは闇の空間を使い消えて行った。


 ラッシュ「なんなんだ?あいつ」


 ゴイル「まさか…魔神三将が全員生きてるとしたら…」


 ラッシュ「何か問題が?」


 ゴイル「魔物の間で噂されていたことがったんだ。かつて魔物の上にいた魔神。そしてその中でもとびぬけて強かった三人組を魔神三将と名乗り…それでさっきのあいつがその一人。他の二人は復活してるのかわからないけど…」


 ラッシュ「そいつらは悪い奴らなの?」


 ゴイル「詳しくはわからないけども…神話では人間と戦い死んだとされている。なぜ生きていたのかわからない」


 ラッシュ「一応悪い奴ではなさそうだけど…」


 ゴイル「とりあえず注意しておこう」


 ラッシュ「じゃ、港町に向かおう!」


 ゴイル「そうだな」


 


 


 


 


 


 エヴォル「まったく、父親の生存なんぞ言わなくともよかったのに」


 シュン「楽しいではないですか、人間という生き物は」


 エヴォル「ふむ、シュン殿はガアル様に似た性格のようですな」


 シュン「ガアルほど人間をむやみに殺したりはしないが」


 エヴォル「ガアル様は好きで人間を殺していたわけではありません」


 シュン「だが、あんたは人間を嫌い殺そうとしているだろう?あのラッシュとやらをな」


 エヴォル「…」


 魔神・○○○○○「…!!!」


 エヴォル「おや、いたのですか…」


 シュン「では、仲間の元へ…用件があればユリファにでも頼んで伝えてくれ」


 エヴォル「承知しました」


 ○○○○○「…」


 エヴォル「ホッホッホ…安心するのです。きっとうまくいきますから」


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ