1章-1話「魔族の復活」
‐野生のスライムが現れた!
スライム「人間!お前倒す!」
ラッシュ「…喋った…?」
スライム「いいこと教える。俺たちは下級魔物。どこらにでもいる弱い魔物さ。弱いといってもお前のような子供は簡単に倒せちゃうがな」
ラッシュ「…子供だからって馬鹿にするなよ!僕は…王国一の強さを誇るレオワールの息子ラッシュだ!」
スライム「げへへ。なら、その強さを見せてみろ」
ラッシュ「…お父さん、僕に力を…!」
‐ラッシュの攻撃…スライムにあたった 3のダメージ
スライム「なかなか、やるな。では、俺の攻撃を…!」
‐ラッシュの攻撃…スライムに4のダメージ
スライム「…な、なに?攻撃できなかった…」
ラッシュ「攻撃の基礎はお父さんにならったからね」
スライム「…もう一ついいこと教えるぜ…。俺たち下級魔物がいる。その上には俺たちを超える上級魔物の皆様がいる。ヴィヴァ様の野望を叶えるために我々は封印の結界を破壊し現世に復活できた。言わば魔族の復活…」
ラッシュ「魔族の復活…?」
スライム「せいぜい気をつけろよ」
ラッシュ「…」
‐魔族の復活…それを意味するのはいったい何なのか…。ラッシュは大都市ワートンへと向かう。しかしワートンでもある問題が起きていることを彼はまだ知らない。
‐魔界 大魔神殿にて
ヴィヴァ「えぇ。もしかしたらあの小僧が…」
エヴォル「ふむ…あいつがか…」
ヴィヴァ「まだ、断定はできませんが…私が責任を持って観察しておきます」
エヴォル「魔界の地下帝国に封印されていた魔物たちを一気に解放したものの…今頃人間界はパニックだろうな」
ヴィヴァ「えぇ、そのようです。これからが楽しみですね。エヴォル殿」
エヴォル「ガアル殿…今しばらくお待ちくだされ」
ユリファ「爺や!魔神三将が来たわ」
ヴィヴァ「では、私はこれで」
エヴォル「報告感謝する。さて、お待ちしておったぞ」