表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/39

1章ー32話「ジゲラの作戦会議‐B」


 ‐魔界


 ジゲラ「過去に行く…そんなことしている場合では!」


 ヴィヴァ「…エヴォルも面白いことを言う奴ですね」


 ジゲラ「!…ヴィヴァ様?」


 ヴィヴァ「昔、魔神たちが小さいころの世界にあなたを連れて行きましょう」


 ジゲラ「…どういうことです?」


 ヴィヴァ「詳しくは…私の正反対。白仮面ヴィオ…双子の弟に聞くといいです。ここから南西の屋敷に行くといいでしょう」


 ジゲラ「わ、わかりました」


 ヴィヴァ「気を付けるのです。ヴィオは私よりも恐ろしい…」


 










 ‐ヴィオの屋敷


 ガンソ「…?ようこそ。申し訳ありませんがどちら様…?」


 ジゲラ「えっと。ヴィヴァ様に言われここへ…」


 ヴィオ「ふーん。君がジゲラ。上級魔物四幹部の一人でエヴォルに過去に行くように仕向けられ…僕のところに来たと…。いや、兄貴に言われてって言ってたから全部兄貴の指示かな。まぁ、結果的に過去に行くためには僕の屋敷に来る必要があるけど」


 ガンソ「ヴィオ様!…珍しいですね。自室から出ていらっしゃるなんて」


 ヴィオ「兄貴がジゲラが来るから出迎えろと…うるさいからね。兄貴にはむかうとめんどくさいから」


 ジゲラ「…ヴィオ様、ところで…過去に行くことができるんですか?」


 ヴィオ「僕にできないことはないよ。過去と未来を繋ぐことは僕にとっては朝飯前だからね」


 ジゲラ「…すごいですね」


 ヴィオ「兄貴から、シュン達が小さいころに飛ばせって言われたんだよね。よし、この年かな。さて、最終準備をするよ。自室に来て」


 ガンソ「では、私は中庭にいます。御用があれば…」


 ジゲラ「ありがとうございます」


 

 ‐ヴィオの屋敷 ヴィオ自室


 ヴィオ「これは僕の開発したタイムグルグルマシン…略して【T・G・M】未来にも過去にもあと言う間にワープしてしまう優れものだよ。欠点がパワー不足になりやすい事…一回ワープしたらもう一度ワープする為には現地で燃料となる“エコロジア・ストーン”が必要なんだ。戻ってくるためには現地で集めてほしい。それと万が一事故があった場合…何者かにやられて死んだ場合は自動的にマシンが戻ってくるシステムとなるけど…遺体は残念だけど現地に置き去りになってしまう。悪いけども、そこは理解しておいてね。まぁ、上級魔物四幹部なら死にはしないでしょ」


 ジゲラ「…俺は仲間の仇をとりたいんだ!…なのにエヴォル様たちはなぜ、過去にいきたがせるんだ?」


 ヴィオ「…ふーん。知らないの。でも、今、君が知る必要はないよ。クァルファラやミレンス達は死後魂を兄貴が何かしてたのは見たよ。もしかしたら…そんなことはないかもしれないけど。過去に…いや、やめておこう。兄貴に怒られたら仕方ないね。さぁ、早く準備をして」


 ジゲラ「…これでいいんですか?」


 ヴィオ「じゃ、過去でのミッションを伝えるよ。一つは…“エコロジア・ストーン”を集めマシンで現在まで転送すること。もう一つは…過去にいた神である…えーっと名前は女神アレスを倒すこと。現在の女神セレスの母親にあたる神…。セレスは僕たちにとって邪魔な存在。ただ、今のあいつを倒すことはできない。過去にいた母親。女神アレスが弱体化している時期がチャンスだよ。あいつを消せば、セレスが居なくなるってわけさ。それがエヴォル達の目的…だと思うよ」


 ジゲラ「なら、わかりました。行ってきます!」


 ‐ヒュンッ…そしてジゲラは消えた


 ヴィオ「表の目的…だけどね。これは楽しみだ。さて、見せてもらおう護人・ジゲラ。幼きシュン達を守れるか…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ