1章ー12話「ミレンスの本当の目的・・・とは!?」
‐海底洞窟 財宝の間
ミレンス「…どうやらここに迷い込んだ泥棒鼠は盗賊ギヴァでしたか」
ショウ「えぇ、そのようですね。まぁ、ここへ来る途中にあった作業場のようなものは彼が作ったものだったんですね」
ミレンス「ですが、早い段階で片づけてくれて本当に感謝しています。これから、邪魔になるのもあれですね…からね」
ショウ「さて…あとはラッシュがここへ来る問題…」
ミレンス「…元々はクァルファラの仇のつもりで呼び出しましたが…今はこの地下渓谷を手に入れること…そのためにはラッシュを利用して最後には始末せねばならないわ…まぁ結果的にはクァルファラの仇をできるのはまぁ一石二鳥だわ」
ショウ「…ミレンス殿。それが本当の目的だったのですか?」
ミレンス「まぁ、今のところはね。ところで…ショウ様あなた拳銃であいつを射殺してたみたいだけど…なぜ自分の技で殺さなかったのかしら?」
ショウ「今、彼らに私の本気を見せたら…怖気づいてしまいますからね」
ミレンス「さすが魔神様…自信家だこと」
ショウ「…あなたの仲間であり幹部のリーダーはシュンの剣術を叩き込まれたとか…?」
ミレンス「シュン様はかなりの剣術の達人…確かにリーダーは戦うの好きですし…教え込まれてるかもしれませんね」
ショウ「シュンの奴強いものにはさぞ興味があるからな」
ミレンス「…」
‐海底洞窟 スペードの間
ラッシュ「たぁぁぁ!」
魔物A「ぐわぁー!!」
ゴイル「よくやった!…この奥に鍵があるんだろう?」
アイリス「…うん」
ラッシュ「アイリスさん…元気を出して!おじいさんは僕とゴイルが!」
アイリス「うん…大丈夫。信じてるから!」
???「ふん。お前が生きていれば…おやっさんと会えるかもな」
ラッシュ「誰だ?」
???「いや…あの世で会うのかもしれんな」
ゴイル「…この地響き…聞こえるか?」
ラッシュ「うん」
ゴイル「きっと。ここのボス…と思われる。ゴーレムだ」
ゴーレム「ほう?俺の事を知ってると思ったら…下級魔物のガーゴイル」
ゴイル「俺はゴイルだ」
ゴーレム「関係ないな。名前など。とっくの昔に捨てた我にとっては」
ラッシュ「お前はここで何を?」
ゴーレム「…長年眠っていた。ざっと30年前からか」
ゴイル「なら、怪盗コーヴァスを知っているか?」
ゴーレム「下級魔物が悪い口のきき方だな。コロス」
ラッシュ「…!いきなり!?」
ゴイル「ラッシュ、行くぞ!」
ラッシュ「アイリスさんは逃げてて!」
アイリス「はい!」
ゴーレム「!!!!!!!!!!コロス!!!!!!!!!!!!!!!」