1章ー9話「ハートのAと華人・ミレンス‐Ⅱ」
‐海底洞窟 財宝の間
ミレンス「このハートは何かしら…」
ショウ「…ハートですか…意味するものは愛情…友情…そんな類でしょうか」
ミレンス「さっぱりわからないわね…」
ショウ「他に手掛かりは…?」
ミレンス「えっと…ね…。ん?これは古びて読めないけど文字ね…」
ショウ「ふむ…?これは…」
ミレンス「読めるかしら?ショウ様」
ショウ「“スペードの間 クローバーの間 ダイヤの間 の深層に鍵が眠る。我がハートの間にて財宝を隠す” と書いてありますね」
ミレンス「ここはハートの間…だからハートなのね」
ショウ「他にも部屋がありそこに鍵が眠っているのですかね…」
ミレンス「なら、彼らの出番ね」
ショウ「彼?」
ミレンス「ラッシュとやら人間を使うのよ」
ショウ「…敵を使うのです?」
ミレンス「町長を助けてほしければ…とか脅せば言うことを聞くでしょう」
ショウ「なら、私が伝えてまいりましょう」
ミレンス「お願いします…」
‐海底洞窟 盗賊の間
ラッシュ「仕掛けがあるのかなー…」
ゴイル「さぁな」
アイリス「ん?誰かいますね」
ラッシュ「え?他にも人が?」
ショウ「お待ちしていました。ラッシュさん…ですね?」
ラッシュ「はい」
ショウ「…確かあなたが町長さんを助けに?」
アイリス「おじいちゃんは大丈夫なの?」
ショウ「はい。ですが、助けるためには3つの鍵が必要です」
ゴイル「鍵?」
ショウ「クローバー、スペード、ダイヤの間にある鍵です」
ラッシュ「怪盗コーヴァスの仕掛けかな…」
ショウ「おそらく…私も協力したいのですが…魔物が手ごわくて…」
ラッシュ「なら、僕に任せて」
ショウ「この先にもたくさんの仕掛けが…気を付けて!」
アイリス「わかったわ!」
ゴイル「じゃ、気をつけろよなー」
ショウ「…はい!…楽しみにしてますよ。ラッシュ」