1章ー8話「ハートのAと華人・ミレンス‐Ⅰ」
‐海底洞窟 財宝の間
ミレンス「ふむ…なかなかいいものね」
ビーバン「…や…やめ…ろ…」
ミレンス「まだ、生きているのね。あの植物の触手は体力を吸い取る物なのに…」
ビーバン「…」
ミレンス「この財宝を手にすればきっと…」
ショウ「…目的が変わってないですか?ミレンス殿」
ミレンス「いい情報を聞いたのよ。この町の地下渓谷への入り口が開けるらしいわ…」
ショウ「地下渓谷?」
ミレンス「地下渓谷で私たちの新たなアジトを作れば…」
ショウ「魔物たちの住みかが増えれば人間たちも恐れますね…」
ミレンス「人間が魔物に逆らえなくなればいいのですわ」
ビーバン「…」
ミレンス「しかし、ここの謎ときは難しいですわ」
ショウ「ここへたどり着くのにもビーバンについてこないとさっぱりわかりませんでしたから」
ミレンス「また謎解きですか…しかし、ビーバンは植物人間の様になってしまいました…」
ショウ「あなたの…華の力…少し使いどころが間違ってますよ」
ミレンス「華人・ミレンス…美しく戦い優雅に殺す。四幹部の中で戦いの戦略家…とも言われているわ」
ショウ「さすが自信家…ミレンス殿…」
ミレンス「…頭がキレる私でもこの謎解きはできませんわ」
ショウ「…ん。何者かが侵入…きっとラッシュ…でしょう」
ミレンス「ショウ様…あなたの能力は確か…」
ショウ「時間を稼ぐおつもりで…?」
ミレンス「お願いできませんか…?」
ショウ「ふ…まぁいいでしょう」
‐海底洞窟 …盗賊のアジト
ラッシュ「ここは…」
アイリス「盗賊のアジトです。ここから盗賊の間に続いていて…様々な仕掛けがあると…切抜けるには身体能力とか必要です」
ゴイル「飛べる俺には問題ない…かな」
ラッシュ「僕も多少なら大丈夫だと」
アイリス「休憩ポイントはここしかありませんので…」
ラッシュ「でも、町長さんが心配だよ」
アイリス「…そうですね…なら行きましょうか」
ラッシュ「うん!行こう!」