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3 遂に自己紹介

「私の好きなものは、ラズベリーパイと王太子殿下です。よろしくおねがいします。」


このセリフを発したのは、私が興奮気味に見ていた侯爵令嬢である。

私は、このセリフを聞いた時、思わず鼻で勢いよく深呼吸する。(もちろん表情は変えずに)そして、にこりと微笑み、内側の私をなだめていた。


(おちつけ、私。ここは転生後の世界。たまたま推しの声優さんが担当したキャラの好みと発言内容がかぶるなんてこと、普通のことよ。そう、普通のこと、、、、、。え、でもこんな強烈なセリフなかなか出ないよね、、、、、、。)




いくら頑張ってもなだめきれない内側の私と外側の私は、折り合いをつけて、


「はじめまして、サーフィ侯爵令嬢。」


と口にすることで正気を保つことにした。だが、「サーフィ侯爵令嬢」と言うことが私の中にあるストッパーを壊してしまったようだ。


(え?え?え? 推しが目の前じゃん。やっば。思った通り声が最高だわ〜。 というよりも、私ただの転生じゃなく、創作物感満載の物語の中に転生ですか? 神様仏様女神様、ありがたやーー。 それよりも、もっと早く気付けよ、私!!これじゃあ恥ずかしくて顔も見せられない〜。でも顔は見た〜い。  長いので以下略。)


と心の中は大騒ぎ。サーフィ侯爵令嬢の自己紹介が終わってから2、3分はゆうに過ぎていた。他のご令嬢たちの不思議そうに見つめる顔を認識できるようになって、ようやく正気に戻る。そして、令嬢たちに微笑みながら、


「ごめんなさい、少し考え事をしてしまいましたわ。では、改めて、はじめまして、皆様。(わたくし)、アシュリー公爵家が一人娘、ユリア・アシュリーですわ。よろしくお願いします。」


そして、続ける。


「私は、お話するのが好きなので、私の自己紹介を続けるのではなく、ここからは皆で自由に質問タイムといきませんか?」


「それはいい考えですわね。」「私もお話したいですわ。」「ぜひ、喜んで。」と私以外の令嬢から返事が全員分返ってきたので一安心する。



さっきまでの緊張も溶けたのか、楽しそうに喋り出すご令嬢たち。私も話に加わってはいたが、サーフィ侯爵令嬢が喋るたびに心拍数が上がるので、お茶会が終わるまでうまく話せている気がしなかった。

これまでのお話にでてきた3人の令嬢たちのフルネームと髪・目の色を載せます。

これからも登場させたいなと思っている子たちです。

・サーフィ侯爵令嬢 メリンダ・サーフィ  髪は紺藍色で、目は金色

・コラル伯爵令嬢 マリア・コラル   髪はローザ色で、目は澄んだ灰色

・リーチェ子爵令嬢 フルーレ・リーチェ  髪はチョコレート色で、目はアンバー色


以上3名が一緒にお茶会を楽しんだメンバーです。



今のところわかりにくい部分が多々あると思いますが、次の次くらいの話で一気にいろいろ説明しようと思っています。これからもよろしくおねがいします。

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