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森のくまさん?フッ、、、楽勝だ

俺は急いで外に出たが予想通りレイナはいなかった。

「はぁ~また面倒なことになったな~」

 最近ため息ばっかついてる気がする。だがレイナには一緒にいてもらわないと困る。

「仕方ない、久しぶりにアレをやるか。」


 MODE: Search


 このMODEは俺の固有スキルだ。なぜか前世から不老以外のスキルが受け継がれている。まぁ今はそれは

 別にどうでもいい。5つの中のうちの1つ、MODE: Searchは空間認識能力を高めるスキル、いわゆる魔力探知の上位互換みたいなものだ。

 「そこか、意外と近いな。走っていくか。」

 レイナがいる場所まで走って行くとなんかの巣で縮こまっていた。

 「大丈夫か、レイナ?」

 「バッ、バイドさぁんっ…あ、っ……、ぅあ……こ、怖かった-怖かったよぉ」

 レイナは俺に抱きついてすすり泣いていた。うわぁー、これ後で慰めないとダメなやつ?マジかよ。

 「レイナは何でここに?」

 「バイドさんを待ってたらぁ……、くまさんに持っていかれたんですぅ……ぐす……」

 ってことはこれ熊の巣か。あれ?そのくまさんは今どこに?

 「なぁ、レイナその熊は今どこ……」

 「バッ、バイドさんう、後ろ!」

 俺が振り返るとくまさんが3体こちらを襲い掛かってきた。

 「バイドさん……ッ……」

 ――――――ザシュッ――――――3体の熊は倒れた。

 これくらいのくまさんなら楽勝だ。こんなのわざわざMODE使わなくてもいけるわ。

 レイナはまだ目をつむっていた。

 「おーいレイナ目、開けていいぞ」

 「へ?」レイナは目を開けた。

 「あれ?くまさんたちが倒れてる?」

 「ああ、俺が倒したんだ。」

 「え?このくまさんはかなり強いのに……しかも3体?バイドさんこれは先生に伝えた方がいいですよ!多分栄誉賞がもらえるはずですッ!」

 おかしい。前世の世界でこれくらいのモンスターは村人たちが倒せるくらいの雑魚モンスターだったのに。モンスターが強化されているのか?いやなんかそれよりも気になるワードが出てきたんだが。

 「レイナ、栄誉賞ってなんだ。何かもらえるのか?」

 「いえ、なにかがもらえる訳ではないですけど、生徒から尊敬されたり、先生から優等生として見られるようになります。」

 へぇーそんなのがあるのか。だが賞を取るのは辞めておこう。多分、俺が栄誉賞を取っても尊敬されるのではなく、妬み、嫉妬されるか、力を利用したいやつが群がってくるだけだろう。前世でそういうやつを沢山見てきた。しかも俺は陰キャになりたくは無かったが、陽キャになりたいわけではないからな。中キャが一番だ。

 「ごめん、レイナ今回は先生には言わないで欲しい」

 「な、なんでですか?栄誉賞は誇らしい賞なのに?」

 「あんまり目立つことはしたくないんだ。頼む」

 「あっ、いやこれは私が決めることじゃないので、バイドさんがそう言うなら私は言いません。」

 「ああ、ありがとう」

 「はい、じゃあこれは私たち二人だけの秘密ですね、フフッ」レイナは笑った。

 レイナ、かわよ  カワ(・∀・)イイ!!


 次回、温泉回♨!!!!乞うご期待ください。

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