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二人についに会え、ない!!!!クッソーあのじじいめ。

 復活したが、なんか赤ん坊になってる。しかも俺の前には母親的な存在もいる。仕方ない、ここは流れに従おう。

 ――――――――――――――――――――――――――――

 さあこっからどうしよう。多分、魔王はまだ生きてる。だがこの体じゃ到底太刀打ちできないからなぁ~。

 年月を見たら、俺が死んでから1年ちょいしか経っていなかった。ならあの二人も生きているはずだ、会い、たい。今は会いたい気持ちでいっぱいだ。だけどその為にはまずここがどこか知る必要がある。

 仕方ない『必殺技』を使うとするか。

「うわあああああん。」全力で泣いた。

 そしたら予想通りメイドがやって来る。俺が生まれた家はちょっとした名家でメイドが何人かいる。

「どうしたのですか、リョウマ様。ああ、早く奥様を呼んでこないと」

 楽勝だ。 泣く→メイドが来る→母親を呼ぶ→その隙に逃げる。

 「フッ、チョロいな」

 そう言って俺は家を去った……。

 調べてみたところここは王都の近くの町だった。多分二人は王都にいるだろう。だが今の俺には王都へ行けるほどの力はない。クソッ、今すぐにでも二人に会いたいのに。いや悔しがっても意味が無い。今は自分がどうすべきか考えろ。

 「よし、修行だ!」

 二人に会っても守られるのは絶ッ対嫌だ。師匠としての威厳と男のプライドがそれを許さない。

 そうして俺は修行に励んだ。

 

 ――After ten years――

「ついにこの時が来たァァ!!!!」

 俺はついに王都に行けることになった。しかも正式に。なんか母親によるとナントカ魔法学園に行かせるそうだ。まぁそんなの関係ねえ。前世の力も戻りつつあるし、やっと二人に会えるんだ。やっぱ会ったら驚かせたいな。フッ、ワクワクドキドキが止まらないぜ。

 ――――――――――――――――――――――――――――――

 俺はなぜか今、船の上にいる。今は結構、病んでる。

 ――遡ること二時間前――

「ふぅ、やっと王都に着いたー」

 王都って言ってもかなり広い。俺の町十数個分くらいだ。うん、とにかくデカい‼。

 まずナントカ魔法学園に行くか~チャッチャと終わらせて二人にを探しに行こう。うん、そうしよう!

 ということで魔法学園に着いたのだが、

 「えー、あなたたちがこの学校に来てくれたことに感謝します。あなた達はこれから………………………………………………………………………………」

 いや、長ェよ。じいさん。いやもうかれこれ1時間以上喋ってるぞ、このじいさん。

 「……ということで新1年生の皆さんには交流を深める為に今から修学旅行を開催します!!!!。」

 え?いや俺は二人を探しに行かないといけないのに、と思ったのも束の間、俺は生徒たちの流れに押されて船へ積み上げられていった。


「あれ?今師匠の気配が……」

「そんなわけないでしょ。だって先生はもう……」

「そう、よね。でも、もし師匠が生きていたら……」

「やめなさい!!!!先生は、彼は、死んだのよ!!!!」

「ご、ごめんなさい」

 彼女たちの声には悲しみと後悔があふれだしていた。

 

 

 

 

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