92 筋トレデート
インターハイも終わり夏休み前半の部活も終わった。
ネットから佐季の名前は減り佐季の恋人少年Aは消えた。
とは言えまだ目立つデートはひかえようか?と佐季と話した。
別行動で市民体育館で筋トレしようか?
って話になった。
佐季は一緒に行きたいのに!と文句言ってたけど。
体育館でバーベルは支持者が居ないと危ないのでダンベルを使う。
ダンベルを持ってのスクワット、足を広げてのスクワット、足を前後にしてのスクワットと軽めのダンベルに持ち替えて腕振りトレーニングとメディシンボールを使ってやり投げのフォームの確認を行った。
さすがインターハイ常連 僕より軽いだとは言え軽々とトレーニングをこなした。
一通りのトレーニングを終え自販機の前で休憩。
佐季はいつものアイスティー 僕は持ってきたプロテインとスポーツドリンクを飲みながら話した。
「僕はやり投げで僕は一度も全力でやりを投げずに大会に出そう。」
「実は私もそうだったよ。 おまけにコーチも無しで思い切り野球投げしてた。」
「そうなの?」
「そしたら当時の他の学校の3年生が その投げ方は絶対肩か肘を壊すから直しなさい と言ってくれた。」
「そんなに優しい競技なんだ。」
「中学の4種からのメンバー多いからね。 それに一日に何種目もこなすとみんなでガンバろうって一体感が出る気がする。」
「確かに800後はみんなフラフラなのに優勝者を祝福してたね。」
「他の競技は分からないけど7種のみんなは集まるね。 打ち上げもしたりするし。」
「羨ましい関係だね。」
「うん そう言えばユニットのことも他校の先輩が教えてくれてスポーツ用品店も教えてくれた。」
「その人が居なければ僕は佐季の胸チラや何チラ見れたのか。」
「隼平だけじゃなく日本中に見られてたかも?」
「その恩人に感謝しなきゃ。」
「絶対違うこと言おうとしてたでしょ?」
「佐季のなんとかチラはふたりきりの時希望。」
「はいはい。」
「よーし 筋トレ後半戦。」
僕はやり投げだけだから筋肉強くすれば記録につながるけど佐季は筋肉付け過ぎて身体が重くなるのは佐季の優位点のスピードころさないかな? 佐季にまたゆっくり近藤さんに相談したらと勧める。
筋トレ第2ラウンド終了。
お互いロッカーで着替えてロビーで待ち合わせて一緒に帰った。
佐季は
「外じゃ少しベタベタ控えなきゃだからここでくっつき虫」
と言って僕に後ろから抱きついたり腕を組んだりと10分くらい離れなかった。
帰り道で
「私が少しバズったじゃん」
「少しかな?」
「それは良くて。 あの後のチアリーダーの子 どこかで会った気がするんだよね。」
「そうなの? よく見てないけど ぱっと見 佐季みたく健康的なキレイな人だった」
「へー ああ言うのが好みなんだ へー」
「だってなんとなく佐季に似てるじゃん」
「えへへっ そう言うことなら許して上げる くそっ ネットに狙われてなかったら絶対キスしてたのに」
「嫁入り前の娘さんがくそっとか言わない」
「じゃあ 早く嫁にもらって」
「それは違う気がする・・・」
「そうそう あのチアリーダーの子ってひょっとしたら小学校の頃の女子野球教室で一緒だったのかも? 彼女がショートで私がセカンドで 双子二遊間は息ピッタリだねって言われてた人かも?」
「あー 何となくイメージ出来る 特にコーチ役のおじさんなら小学校の女の子の区別つきにくいだろうし」
「彼女はまだ野球してるのかな? やめてチアガール部になったのかな?」
「ネット調べたら色々出てくるかもね」
「きゃー 私ストーカーじゃない?」
「危害を加えなければ良いんじゃない? 単なるファンとして」
「ちょっと今夜の電話遅くなるかも?」
「なんだよ 調べる気満々じゃん 分かった ラインして」
「うん じゃーバイバイ」
「うんまた後でね」
佐季のうちの前でふたりは別れた
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