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 90 佐季をお迎え


夕方の飛行機で佐季は帰って来ると聞いていたので空港で待っていた。

北海道発の飛行機が着いたから多分あれだな。

しかし思いの外出迎え客が多い気がする。

暫くして大きなキャリーバッグの佐季が出ていた。

僕に気づくと大きく手を振っている。

その瞳も動きも小さな子どもみたいだった。


僕に近づくとキャリーバッグを放り出し僕に抱きついた。

「ただいまー 私の勇姿見てくれた? あっ昨年と同じ10位だから勇姿でもないかなぁ でも隼平が見ててくれると思ったから頑張ったんだよー」

佐季は10位ってことにしょげてたからもっと元気ないかと思ったけど元気で良かった。

「頑張ってる勇姿見てたよ。 大人の中に子どもが混じってるみたいだったけど。」

「あー また隼平がおっぱい星人発言してるぅ そんなにおっぱい星人なら愛ねーにしたら?」

「なぜこれがおっぱい星人発言になる?」

「いや なんとなくからかっただけ。 えへへっ。 ぎゅーってしてよしよしして。」

僕は佐季を抱きしめると頭をなでた。

佐季は僕に抱きつく力を強くすると泣き出してしまった。

「ホントはね 8位以内になって動作解析と隼平のアドバイスのおかげって言いたかったんだ。 でもなんだかなー みんな強いや。」

「いや 本当にあの大きな人の中でガンバってたと思うよ。 高跳びとか佐季だけでしょ? 自分の身長より10センチ以上飛んてるの。」

「そうだけど。 それならスピード系でもっと頑張れよッテ話になるし仕方ないかな。」

「そっか。 あっ 何か食べて帰る? 凱旋記念におごるよ。」

「それなら愛ねーの部屋でガッツリご飯食べたい。 日々の食事が明日の私を作る。」

「って僕の食事が佐季を作るって責任重大じゃね?」

「えへへっ。 本当は隼平の料理食べたいだけ。 美味しいんだもん。」

「へいへい。 じゃあスーパーで買い物して愛生さんちだね。 今日はいるの?」

「いるって言ってたよ。 愛ねーの分も作って上げて。」

「まぁ二人分も三人分もそんなに変わらないから。」

「よーし レッツゴー。」

「ってキャリーバッグ忘れてない?」

「ヤバい マジ忘れてた。」

「高校陸上界のアイドルの使用済み下着が流出するところだったぞ。」

「なにそれ。 隼平はおっぱい星人で下着フェチなの?」

「僕は断然下着より中身派です。」

「乙女の敵 危険な貴方は逮捕します。」

そう言うと佐季は僕と腕を組んだ。


「買い物して愛ねーのうちに行こうか。」

「了解。 でなに食べたい?」

「パワーとスタミナ不足を感じたからお肉かな?」

「ガッツリステーキとか焼き肉?」

「ガッツリとかき込める汁だく牛丼かな? 糸コンたっぷりの。」

「それってガッツリか?」

「今日から食事改善のぅ第一歩は牛丼かな。 庶民的で良い奥さんになりそうでしょ?」

「何かが違う気がする。」

と言いながら愛生姉さんのアパート近くのスーパーに着く。


安い牛肉、玉ねぎ、糸こん、インスント豚汁に冷凍キンピラミックスとコーンにジャコや葉付きの大根、卵等を買った。


アパートに着きチャイムを鳴らすと愛生姉さんが迎えてくれた。


「お疲れ、佐季。 これから疲れる隼平君お疲れ。」

「これから疲れるって?」

「あっ漢字が違った。 突かれるのは佐季だった。」

「今日はそんな余裕有りません!」

「あれ〜 何時なら余裕あるのかな?」

「もう うるさい愛ねー。 もっとその武器を隠せる服に着替えて!」

言われて改めて見ると愛生姉さんは胸元の開いた丈の短いピチッとしたTシャツだった。

なんだか色々エロくてヤバい。


「な〜んだ。 私も混ぜてもらおうと思ったのに。」

「何に混ざる気だったのよ?」

「乱れるに交わると書いて・・・」

「もう その部屋に閉じ込めるよ!!!」


完全に愛生姉さんのペースに巻き込まれてるだろ?佐季。


って今この瞬間ネットは大騒ぎになっていた。




評価ブクマありがとうございます。

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