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 89 ネットって怖い


佐季に

おめでとう 良く頑張ったじゃん

とラインを送った


返信がくる前に美礼が塾から戻ってきた

「佐季ちゃんどうだった?」

「総合10位だった。 頑張ったと思うんだけどテレビ越しの佐季は悔しそうだった。」

「全国10位ってスゴいのにね。 連続出場してると目標高くなるのかな?」

「どうなのかな? 佐季って昔から負けず嫌いで向上心のかたまりだった気がする。」

「確かに。 小学校で野球してる時もスゴい頑張ってた。 男子よりも上手かったよね。」

「野球続けられてたらうちの高校の2番セカンドとかでレギュラーだったらかもな。」

「で アニキは佐季ちゃんを身体で慰めて上げるの?」

「だからお前は表現がいちいちおっさんなんだって。 空港まで迎えに行くつもり。」

「そっか。明日はアニキを佐季ちゃんに貸して上げるとするか。」

「僕はいつの間にお前のモノになったんだ?」

「照れない 照れない。」

「照れてねーし。」

と話してると夕ごはんよと呼ばれた。


夕ごはんを食べて部屋に戻るとラインが来てた。

佐季かとも思って見ると山崎からだった。

何か野球部の問題?と思って開くとSNSで佐季がバズってると。

競技中の写真が大量にアップされてたし某匿名掲示板では佐季のスレがたってると。

佐季って喜怒哀楽を素直に表現するから笑顔の写真多いかもな。

あの笑顔はかなりの破壊力だし7種の選手に交じると華奢だし美人さが目立つかもな。

と返信してると美礼も部屋に入ってくるなり

「キモいくらいの佐季ちゃん祭りだよ。」

とSNSの写真を見せてくれた。

笑顔や悔しそうな顔、泣きそうな顔等々

佐季百面相だった。

中には幅跳び後にパンツに入った砂を気にしてる写真や高跳びで大きく背中を反らして胸が強調されてる写真等々

こいつらスポーツとして見てないだろうって写真も有ったし掲示板は見るに絶えないコメントも。

美礼は自分のことのように怒っていた。

こういうところは本当に人の気持ちがわかる良い子に育ったなぁと思った。


そうこうしてると佐季から返信があった

「ありがとうー でも悔しー と言いながら7種競技の仲間とファミレスで打ち上げてた。」

と。

佐季は中学時代から全国大会で活躍してたからもう5年越しのライバルと言うか仲間と言うか不思議な団結力があるらしい。

って中学時代は4種競技だったそうだが主要メンバーは変わらないとのこと。

そう言えば中学時代の佐季のことってあんまり知らないや。


佐季がネットでバズってるとラインすると毎回ある程度は騒がれるそうだ。

とは言え今回はちょっと騒がれすぎ?

佐季はスマホを置いて来てだけど他の選手が#インターハイ7種で調べると佐季の写真ばっかりと言ってたそうだ。 

別に悔しいとかひがむとかじゃなく高校生の7種の注目度は佐季に依存してる面目あると一部では認識があるらしい。

昨年までは今の大学一年生の人と人気を二分してたらしく、その人が卒業した今回は佐季ひとりに注目が集まっているんじゃない?って話しだとか。


ある意味佐季も有名人なんだなぁと思った。


お風呂に入ったり荷物整理したり有るから電話は出来るようにようになったらラインすると。


疲れてるだろうから無理しないで良いよ。

とラインすると

疲れてるから隼平の声が聞きたいと返信が。


光栄過ぎて身き引き締まる。

てか僕は多分スマホの画面見てニヤニヤしてしまってたんだろうな。


ラインが来て直に電話がかかった

「隼平ー 私頑張ったけど悔しー 一年生の時の10位は来年は一桁順位だと思ってたのに 強力な一年生増えてたんだよねー」

「でも高跳びとかやり投げはいい感じだったよね?」

「うーん やっぱり幅跳びかな。 2本目のファールがね。」

「画面越しでもやったゃった感が見えて心配してた。」

「そんなにわかりやすく落ち込んでた?私。」

「基本的に喜怒哀楽がわかるタイプじゃん、佐季って。」

「あっ それは選手仲間にも言われる。」

「しかし改めて見るとあれだけの競技こなして最後に800ってしんどいよね。」

「うん。 特に私は競技力のスタミナが少ないからな。 なんと言うか、800だけ走った時の記録と7種のラストで走った時の記録が違い過ぎるんだ。 他の人競技で少しずつ体力削られてる感じ。」

「いやー 周りの選手見てたら佐季ってちっちゃくて華奢だよね。」

「そのせいも有るのかも。 それに打ち上げの度に思うのがみんな良く食べる。 背が高いけど細いスピード系の人も良く食べる。 そこで負けてるのかな?」

「そっか。 確かに強い高校の野球部って食べるのも練習と言ってたな。 練習しないでただ食べると太るだけだけど。」

「それと 今年のインターハイは隼平が直接応援してくれなかったから。 来年は一緒に行くよ!インターハイ。」

「おうよ。 頑張る。 先ずは9月末新人戦か。」

「そうだよ。 それから国体もあるし、秋も頑張らないのね。」

「そうだね。 頑張って全国大会に一緒に行くぞ!」

と約束をして今日は早めに電話を終えた。

途中時々佐季の意識が怪しかったし。

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

誤字訂正依頼間に合ってない箇所ありましたら申し訳有りません

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