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  87 7種競技1日目


佐季のインターハイが始まった。

今日は陸上部員は視聴覚室で佐季の応援。

と言っても顧問の忍田先生と丸山、小宮山、浜瀬、四ツ谷のファンクラブと僕。

他の男子陸上部員はどこだ?

初日は佐季の得意な100ハードルから始まり走り高跳びに砲丸投げに200メートル。

高跳びと砲丸は苦手だけど100ハードルと200メートルは上位にいたいところ。

後は高跳びの踏み切りとバーへのは角度が問題。

最初の100ハードルは第3組で佐季がスタートする。

7種の競技者の中では小柄で細身だよな。

そりゃ砲丸投げは苦手なハズと思ってたら3組トップでゴール。

ポイントも3位につけてる。

文句ないスタートだ。


しかし実況と解説の声がファンクラブの歓声にかき消される。

うちでひとりで見ておくべきだった?


他の競技との兼ね合いでか7種って全てをテレビ観戦出来るわけではない。

まぁ単純に100とか200とか1500とかの方が人気だもんな。


佐季の高跳びと砲丸の競技は映らず。

ポイント表示だけだと高跳びは自己記録前後のハズ。

津山大の動作解析の効果かな?

砲丸は・・・

やっぱりあの中に入ると華奢だもんな。

贔屓目なしに一番かわいいけど。


最後の200は放送された。

一組でトップ。

全体でも4位。

1日目トータルで8位。

予定通りではあるけどこれだと明日自己ベスト連発しないと入賞は厳しいと言ってたからなぁ。

とは言え高跳びは自己記録だし調子は良いのでは?

取り敢えず佐季にお疲れ様とラインをした。

5回目の全国大会だから知り合いもいるみたく話しながらトラックを後にしてる映像が抜かれた。

てか競技の合間とか選手移動時とか良くカメラに抜かれてる気がする。

僕の彼女だと自慢したいような、あんまり目立ってカメラ小僧の追っかけが出来たら困るような。


まぁ一番の問題はファンクラブうるさい。

佐季がカメラに映る度に騒ぐから何も聞こえなくなる。

明日はうちで見ようかな?

そしたら美礼がうるさいのかな?


放送が終わってグラウンドに出ると野球部はまだ練習をしていた。

山井達がいないからか一年生の声が響いている。

山井達を除く二年生5人はなんだか神妙な顔つきで練習していた。

ひょっとしたら野球部への対応をさせ示唆された?

山崎の姿を探すが今は職員室にいると一年生に言われた。

対外試合の禁止期間が半年なら最後の夏を目指せるけど一年だとこのまま引退かと思うと僕の方から山崎に聞くのは酷な気がしてひとりで帰路に着く。


帰り道で佐季からラインが来た。

「頑張ったよー 高跳びは踏み切り除く変更の効果バッチリ たまたま良く話す選手と近い跳躍だったので話してたら高跳び安定して飛べてたねと言われたそうだ。」

「僕たちはテレビでスローで見てたから跳躍のキレイな放物線見えてたよ」

と返事をすると、ハートとVサインのスタンプが。

これから明日の諸注意等があるそうなので電話は夜にとなった。


夜、佐季に電話した。

「疲れたー」と元気な第一声。

佐季らしくて笑える。

「北海道までの移動長いけど大丈夫?」

「移動は苦にしないから。 移動時間は寝てるし。」

「ひょっとして大物?」

「起きてると不安ばかりが顔を出すから寝るようにしてる。」

「繊細なのはキャラじゃないな。」

「周りに気を使わせないように繊細を隠すのが真の繊細だから。」

「だから真の繊細はそんなことは言わないから

。」

「隼平のいじわる。 陸上部もイジメ問題で部活動停止か?」

「流石にそれはちょっと不謹慎では?」

「確かに。 反省します。」

「いやいや そこまでは言ってないけど。」

「てか明日の800メートルしんどいんだよね。」

「えっ?苦手なのは砲丸と高跳びじゃなかった?」

「800は苦手ではないけどペース配分よりなるべく突っ込む800は終わったら死にそうになるんだよ。」

「そう言われてみれば確かに。」

「あっ 私の勇姿見てくれた?」

「学校の視聴覚室で顧問の忍田先生と佐季子ファンクラブと見たよ。」

「私かわいかったでしょう?」

「そこ? 確かにかわいかった。 競技の間とかやたらと映ってた気がする。」

「素直に認められると照れる。」

「かわいい彼女をテレビの画面で見ると変に人気出ないか心配だったりする。」

「なにそれ? そこまでじゃないでしょ?」

「追っかけカメラ小僧とかいるんじゃないの?」

「いや それはシャレに成らないから許して。」

と会話は続いたけど明日のために早めに切りあげた。

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

訂正したつもりですがもれがあったら申し訳有りません

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