82 プールdeデート②
「もうウオータースライダーはヤダ!!!」
プールので中で両手で水をバチャバチャしてダダをこねる佐季。
小学生か?
「隼平 浮き輪借りてきて。 流れるプール行こ」
「流れるプールは結構波あるらしいけど。」
「プールと騎士がいるから平気。」
「スライダーの前も・・・」
「うるさ〜い。 だって私が水の中にいないと隼平が気を使って水の中にいないじゃん。」
考えてることは嬉しいけどそれを口にする?
「そんなに無理しなくても佐季とプールってだけで楽しいから。」
「じゃあ普通のプールで遊ぶから。 でも浮き輪プリーズ。」
「はいはい。」
浮き輪を借りに行くと白地に紺の浮き輪発見。
佐季の水着とトータルコーディネートバッチリ。
って女子高生と浮き輪ってのがコーディネート的にどうなん?とは言わないでおこう。
普通のプールは結構ガラガラだった。
ボードの上でイチャツイてるカップルや区切ってある端っこ2コースでストイックに泳ぐ若者 プールを歩くおじいちゃんとかくらい。
「隼平はヒマじゃない?」
「ぜっせいの美女の水着見て暇とか言ったらバチがっちり当たる。」
「えへへっ 言い過ぎ。」
「いやいや 個室で絶世の美女の水着を脱が・・・」
「やっぱりエッチだ。」
「思春期の男性の正常な思考と欲求です。」
「って実はおっぱい見れたら誰でも?」
「そんなことはない。」
「じゃあ 今度のデートは隼平の部屋のガサ入れで。」
「2次元ってか本やDVDは除外。」
「おっぱい写ってる雑誌あるんだ。」
「ノーコメント」
「ノーコンだけに?」
「言ったな。 気にしてるのに!」
「ごめん ごめん。 でも女性を選ぶコントロールは・・・」
「選ばれたヤツが言うな。」
「えへへっ。」
「それに佐季を選んだのは見た目だけじゃないし。」
「ありがと。」
浮き輪の中の佐季は少し身体を乗り出してほほにキスをした。
僕も浮き輪ごと佐季を引き寄せてほほにキスをした。
あ〜っ。
この高2の夏が永遠に続けば良いのに。
あっ。
高2の夏が続いたらインターハイ前の佐季とは・・・
この高校時代の夏が永遠に続けば良いのに。
ってめちゃくちゃ自己チューなお願いをした。
お昼前になって少しずつ人が増えて来た。
「お腹空かない? ヤキソバ食べ行こう。」
プールサイドの1画にテント型連なる屋台コーナーがある。
ヤキソバやカレーやラーメンにソフトドリンクやソフトクリームにかき氷とかを売ってる。
プールの入場券を買う時に一緒に買って銭湯のカギみたく手首ヤキソバ足首につけておくシステム。
お財布要らずは助かる。
ヤキソバ2つとアイスティーとレモン炭酸を受け取りイートインスペースに。
水着のお父さんと子供がラフな服装のお母さんからお弁当をもらってた。
小学校低学年くらいの男の子が両手でおにぎりを持って
「さっき10メートルくらい泳げた。 息継ぎも一回出来たー。」
とお母さんに言ってた。
「ウンウン。 見てたよ。 上手だった。」
とお母さんが返事してた。
僕もあんな家族になりたいと見ていたら佐季もニコニコしながらその家族を見ていた。
「仲良さそうな家族だね。」
「そうだね。」
「僕達はあんな風になりたい。」
「え〜っ。 私は子供はふたりは欲しい。」
「そこかよ! じゃあ僕は稼がなきゃ。」
「私も働くから家事も分担で。」
「料理覚える気ないな~?」
「違う 違う 安くて美味しい料理を食べたいだけ。」
「ハードル高いなぁ。」
「こないだの麻婆豆腐の素で汁なし台湾ラーメン風美味しかったから家でも作ったらお母さんに好評だったんだよ。」
「それは良かった。」
それから他愛のない話をしてまた普通のプールに入ろうとしてたら
「さっきのウオータースライダーって浮き輪して乗れるかな?」
「浮き輪して頭から水に突っ込んだらさっきよりパニクりそうだからやめた方が良いかも?」
「スライダーから飛び出して水の中は怖いけど滑るのはたのしかったんだよなー。」
「足がつくんだから落ち着いてれば大丈夫だと思うけど。」
「じゃあもう一回滑る。 今度は私が前。」
少し早めに昼ごはんにしたからスライダーの待ちは少ない。
今度は僕が後ろでボートに乗り込む。
ピッタリくっついて待ってるとトラブルでバーが下がらないと。
こんな密着してたら僕のバーが上がっちゃう・・・
って心配してたら上がりきらないうちに調整が済んでスタート。
絶叫系大好き佐季ちゃんは両手両足を上げて叫ん出るけどそれはコース内でボートとから投げ出されない?
心配になって片手でうしろから抱きしめて片手は必死にボートつかんでるとボートがはずんだ瞬間に佐季を抱きしめていた腕に柔らかい感触が。
いったいどこを抱きしめたのやら。
評価ブクマありがとうございます。
誤字脱字報告助かってます。




