77 買収工作
塾も市営体育館も歩いていける。
僕は動きやすい格好で美礼は中学生らしいおしゃれをしてた。
ボーイッシュだけど特に山崎とかは
「美礼ちゃんかわいい。」
とか言ってた。
まぁ山崎は許せるが僕とほとんど話したことない同級生に
「美礼ちゃん紹介して。」
と言われるとひく。
「6時終わりの予定だけど終わったらラインする。 どこのデザート買ってもらおうかな。」
と言いながら僕の腕に抱きつく美礼。
あれ?当たらない? 当たってるけど薄い。
もちろん優しいお兄ちゃんは言葉には出さなかった。
僕は体育館に行き下半身と腹筋背筋を鍛える。
近藤さんにメニューを考えてもらったから助かった。
それと筋トレで筋肉の付き方変わるとフォームが変わりやすいからフォームチェックは毎日するようにと言われてるので毎日鏡の前でチェック。
「彼女でも出来てナルちゃんにでもなった?」
と美礼に言われたけど昨日まではスルー。
今日佐季が彼女と言ったらどんな反応するんだろう?
お互いに知ってるしイヤな気持ちにはならないだろうけど驚くかな?
佐季は美礼はブラコンとか言ってるけど僕に言わせたらツンデレ いやツンツンツンデレくらいだよな。
筋トレも一段落して休憩してるとラインが。
美礼にしては早いだろうと思うと山崎だった。
基礎体力と基本の反復を一年生とやるって練習予定を監督と顧問に認めてもらったらしい。
一緒にメニューを考えてくれと言われたので明日の夕方にうちに寄るように言った。
するとするとやった 美礼ちゃんと接近チャンス!!とハイテンションのラインが来たけど残念ながらその時間は美礼は塾だ。
休憩終わりゴムチューブを使いステップから投げるまでのフォームをチェックした。
すっかりピッチャーのフォームが抜けてやり投げ風になってて驚いた。
美礼からラインが来た。
「一風堂で待ち合わせ。」
「了解」と返信した。
一風堂の前で待ってると
「だ~れだ?」
と後から目隠しされた。
「背中に当たってる胸が硬いから美礼。」
と答えると
「まだまだ成長期だから乞うご期待。」
ってお前は中学生になって身長も伸びてなくね?
残念ながらの成長期は終わってるような・・・
と思うけど優しい兄は口にはしないぞ。
「分かったからケーキ選ぶぞ!」
僕は美礼の頭をくしゃくしゃと撫でなら言った。
「ねぇねぇ? 何個までオーケー?」
「うーん 2個かな。 オヤジとオカンの分も買うし。」
「お父さんとお母さんの1個にして私は3個はダメ? この後 衝撃の告白に凹むかわいい妹を救うトと思って。」
お願いって手を合わせてペコペコと頭を下げた。
比べたら失礼だが佐季より10センチ近く小柄だから動きが増えると小学生みたいだった。
とは言え衝撃の告白をされる予想はしているのか?
「今日は特別に3個良いよ。」
「ヤッター ありがと アニキ。」
今度はピョンピョン跳ねた。
一層小学生感が増した。
山﨑って最近は美礼と会えてないんだっけか?
今の美礼を知ってて紹介しろと言われたらロリコン認定してしまいそうだ。
「お母さんはザッハトルテでお父さんは抹茶のロールケーキでしょ。
私は定番のイチゴショートにフルーツタルト。 うーん、もうひとつのは冒険したいけど外すのはイヤだし。 何が良いかな?」
「僕と財布に優しいならシュークリーム一択だな。」
「えっ? やっぱり2個にしようか?」
「武士ではないが二言はない。 安心してもうひとつの選んで良いから。 あっホールケーキはやめて。」
「ソンナ鬼じゃないから。 あっ 最後の最後1つはミックスベリーのムースにしょ。 甘酸っぱい初恋の味。」
「誰の初恋だよ?」
「良いじゃん。 雰囲気 雰囲気。」
お店を出ると
「ケーキはわたしが持つ。」
と言ってケーキを持ちながら腕を組んできた。
最近ベタベタし過ぎてないか?
それと
ケーキの箱をを振るのは止めてくれ。
いくら嬉しくても。
僕ようの抹茶プリンも入ってるから。
美礼とふたりで帰る途中、佐季の内側見えて来た頃
「取り敢えずこの質問だけはハイかイイエで答えて。 最近彼女出来た?」
なんだか声を出すのは恥ずかしかったから黙ってうなずいた。
佐季のうちの近くで聞くとか美礼は薄々気づいてたのかな?
評価ブクマありがとうございます。
誤字脱字報告助かってます。




