61 愛生ねーからの衝撃のライン
「待ってね。 今から仕上げる。」
僕は煮立った麻婆豆腐の素に茹でたもやしと麺を入れると火を止めてからにらを入れ軽く混ぜて予熱で火を通す。
「麻婆豆腐の素で汁なし台湾ラーメン風と大和芋とオクラの梅肉和えとかいわれをのせた冷奴の出来上がり。」
「えっ美味しそう。 てかこの時間って手際良くない?」
「オヤジは土日休みじゃないし、中学の頃オカンに試合や練習に送り迎えしてくれた日の夕ごはんを作るようになったらこうなった。
美礼に作らせれば良いじゃん!ってのはなしで。
僕が送って欲しいもらったから僕が作ったってことで。
美礼の名誉のために。」
「孝行息子だねぇ。 よしよし。
しかし美礼ちゃん。 って私も同じ。」
佐季は僕の頭をなでると笑いながら舌を出した。
「さっ熱いうちに食べよ。」
「うん。 食べよう。 食べよう。」
テーブルに移動しいただきますと言って食べた。
「台湾ラーメン風美味しい。
これうちでも作ってみよ。」
「簡単で美味しいから良く作ってた。
手軽に出来るから麺料理多いかも。」
「オクラと大和芋も美味しい!!!」
「これは佐季のお母さんの梅干しの力かも。」
「いやいや、それでも隼平のアイディアだよ。」
「良いだんなさんになりそうでしょ?」
「思った以上の優良物件かもね。」
「お安くしときますよ。」
「てかこうしてふたりでおうちごはんってほんとに新婚さんみたい。」
「新婚さんってごはん食べてお風呂に入ったらなにするか知ってるの?佐季は。」
「ふたり仲良く手をつないで寝るのかな?」
他愛のない話が続いた。
その時佐季のスマホにラインの着信が。
「隼平 お姉ちゃん合コンで盛り上がっていつ帰るか分からないんだって。」
「えーっ。」
そんなん新婚さんとか言ってる場合じゃないんですが。
評価ブクマありがとうございます。
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