48 ギリギリOBは回避
水着売り場に行くと、また佐季は試着室から顔だけを出してた。
だからその格好かわいいんだって。
おまけに今回はその下は水着とか。
ここは天国に一番近い楽園ですか?
「あんまりジロジロ見ないでねっ。」
それはダチョウ倶楽部のお約束のアレ的な前振りか?
「こんなのだけど?」
恥ずかしそうな佐季。
水着と言うより丈の短い白いセーラー服にマリンブルーのラインとリボン、スカート?にも同じ色の小さなリボンがいくつかと裾にラインが付いてた。
一緒に被ってるキャップもセットらしい。
「これ体型カバーなんだよ。
でも部屋着でもかわいいよね?」
あまりのかわいさに反応不能な僕。
いやいや。
水着ならその露出とガマンするけどそんな部屋着ってアブナイコスプレだろーーー!
とは言わず
「ごめん。 あまりのかわいさに見とれてた。」
と本音がダダもれだ。
「バカッ。
それともう1着と迷ってるんだ。」
と言うと佐季は水着に手をかける。
そのまま水着の上着を勢い良く脱いだ。
「おいっ!!!」
僕はあわてて試着室のカーテンを閉めた。
「何してるの?」
佐季は直ぐにカーテンを開けた。
目が点になる僕の目の前には青地に大柄なハイビスカスが描かれたビキニ姿の佐季。
「水着の重ね着してたの。 びっくりした?」
佐季は天使の微笑みを浮かべる。
いや小悪魔の微笑みか?
って水着の重ね着して一気に脱いじゃうから大事なところがOBしそうじゃね?
「佐季 佐季 ちょっと鏡見て。」
と言いながら再びカーテンを閉めた。
「キャーーーー!?」
お店の中に絶叫が響いた。




