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 23 花火を待ちながら


「隼平〜 ここここ。」

ゴミを捨ててくると佐季は遊具ゾーンの上の方に移動していた。

場所取りしてる人増えたな。


僕は佐季の隣に座るとリック(リュック?)から薄いシートを出した。

四つ折りにして上に座った。

「用意良いじゃん。」

「誰かさんと違って計画性があるだけ。」

「昨日告白して今日遊園地から花火デートも計画されてたんてすか?」

「もちろん。 野球部をクビになることから計画済。」


佐季の顔がくもる。

「野球部をクビになったって聞いて陸上部に誘ったけど良かったの?

昨日なら野球部に戻れたんじゃない?」

「どうも後援会長さんの息子の山井が僕がいるとおもしろくないみたいだったから戻れてないと思う。」

「山井ってあのちっちゃい左投げの人?」

「そうそう。 ってあれ?山井と佐季って接点あったっけ?」

「練習とか練習試合見てたら隼平の次は山井って人が投げてたから。

って隼平が投げなくなったらほとんど見てないけどね。」

「なんだよ。 佐季にノーコンエースの姿見られてたのか。」

「でもあんまりヒット打たれてないし、点も取られてなかったじゃん。

多分球数多くなって変わってたんでしょ?」

「良く見てたね。

練習試合は球数制限してたし、デッドボール続けたらやっぱり続投しづらいし。」

「ほんとに野球部やめて良かったの?」

隣に座ってた佐季が僕の顔をのぞき込むように聞いた。


えっ?佐季泣いてる?

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